加齢性黄斑変性

この病気は、ご年配の方に多く見られるので、この名がつけられています。

この病気には、網膜の外側にある脈絡膜というところから、本来生えてこないはずの異常血管が生えてくる「加齢円板状黄斑変性症」と、ものを見る中心部にある黄斑部が変色する「乾燥型加齢黄斑変性症」の2種類があります。

加齢円板状黄斑変性症

脈絡膜から新しい血管が生えてきます。
この血管は、いわば設計図のない突貫工事の異常血管なので、すぐに破けて出血したり、血液中の水分や脂肪が漏れ出たりしてしまいます。
するとその血管の周囲、また脈絡膜の上にある網膜までがふやけたような状態になり、これが網膜の黄斑部というところで起こると、視界の中心が暗闇になってしまいます。これを「加齢円板状黄斑変性症」といいます。

まれに、この異常な血管から眼球内の硝子体に出血し、まったく見えなくなってしまうこともあります。
原因は分かっていませんが、肌にシミができるのと同様に、老化現象のひとつだと言われています。
高血圧、動脈硬化の人がなりやすいと言われているので、高血圧、動脈硬化の人はまずその治療をすることが予防につながるでしょう。

乾燥型加齢黄斑変性症

黄斑部の網膜が少し変色してしまい、視力が低下します。これを乾燥型加齢黄斑変性症といいます。動脈硬化や、遺伝的なことが関係している、一種の老化現象だと言われています。

この病気は、進行することはまれですが、中年の人にも起こることがあります。
高血圧がこの病気を誘発しているとも言われているので、高血圧の人は高血圧の治療をすることが予防につながるでしょう。


治療方法

「乾燥型加齢黄斑変性症」の場合、決まった治療法はありません。
高血圧の人がなりやすいと言われているので、高血圧の人はその治療をすることが大事です。
「加齢円板状黄斑変性症」の場合、新しく生えてきた異常な血管をレーザーで固めます。この方法だと網膜にも損傷を与えてしまう場合があり、またこの方法だと、異常な血管が新たに生えてくることを食い止めることはできません。一度のレーザーで異常血管の根を絶つのが理想的なので、早期発見が何より大事です。